「須賀川メ芸ヒューマンライブラリー」第三回

実在の人物を調べてゲームのキャラクターをつくろう

事前ワークショップ「須賀川メ芸ヒューマンライブラリー」の第三回が開催されました。
今回は「実在の人物を調べてゲームのキャラクターをつくろう」と題し、須賀川ゆかりの人やメ芸須賀川展出展作家など実在の人物のことを調べてそこからゲームキャラクターとしての設定や物語を考えるワークショップを行いました。

ゲスト:松明家五老介さん(落語家)

●アイスブレイク

今回のアイスブレイクでは、12月下旬の開催ということで「ほしいクリスマスプレゼント」を参加者それぞれが考えて発表しました。

●ワークショップ01|実在の人物をモデルにゲームキャラクターを考えよう

第二回のワークショップで参加者から出た「須賀川を舞台とした架空の物語」をベースとして、そこに居る「キャラクター」を自分をモデルとして考えました。キャラクターのイラストを描き、その設定を考えました。さらに、班ごとに他の人のキャラクターと一緒にその物語の中で語られるかもしれない「架空のゲームストーリー」をみんなで考えました。

●ワークショップ02|キャラクターインタビュー

須賀川ゆかりの人としてエッセイストの華恵さんと落語家の松明家五老介さん、メ芸須賀川展出展作家として『HIMATSUBUSHI』の植木秀治さんと『形骸化する言語』のやんツーさんをゲストとして(植木さん、やんツーさんはオンライン参加)、自分以外の人を「調べて」キャラクター化するワークを行いました。インターネット上で調べられる情報と対面のインタビューで得られるその人の考え方や人となりから、前半のワークでつくった班ごとのゲームストーリーに参加する新たなキャラクターを考えました。

●発表/ふりかえり

最後にはゲストのキャラクターも加えて班ごとにまとめたストーリーをそれぞれ発表しました。「デジタルとアナログ」「描くことと書くこと」「自然と文化」などをキーワードに練られたユニークなストーリーが紹介されました。全体として「敵と味方という対立構造から離れて融和の可能性を探る」という傾向が各班とも共通する方向性として浮かび上がってきました。この方向性に沿って次回以降のワークショップで実際のゲームを作っていく可能性を感じつつ、今回は終了となりました。